僕らの仕事

自然に明け暮れていた私が、さらに自然が好きになれた舞台

大好きな自然に関わる求人への応募が、この仕事との出会いです

学生の時から、「いかに自然とかかわるか」、そんなことを考える毎日でした。

山の中を地図とコンパスをもって走り、いかに早く、決められたポイント地点までたどり着くかという、オリエンテーリング競技に明け暮れ、学業では、自然保護や樹木を腐らせる菌類について研究していました。

そんな時、たまたま「里山の保全管理のNPO立ち上げの準備室をつくる」という中途採用向け募集が目に入りました。新卒の就職活動の身でしたが、「これだ!」と思って電話をかけたんです。

学生で仕事経験のない私は、一度は断られたのですが、「私なら植生調査できます!」と粘って、面接を受けさせてもらいました。

そこで石坂産業がこのNPO立ち上げの母体になっていることを知りました。当時の会長(創業者、現相談役)との面接で、私の想いを伝えたところ、まずは石坂産業で会社の仕組みや仕事を学びながら、里山保全に関わるチャンスをいただけることになりました。

入社当初は、会社の施設内の樹木調査を行いながら、団体向けの廃棄物処理工場や里山の案内を担当しました。

悔しさが、専門性を極めるきっかけに

当社の環境教育や里山保全活動が地域の方々から理解され、注目を集めるようになって、多くの来場者がお越しなるようになってきた頃、来場者の方から「ここにはどんな生物がいるのか、どのように管理をしたら生物多様性が高まるのか、それらのデータをどのように管理しているのか」等々里山の保全・管理に関わる質問を多く受けるようになりました。

その頃、私はまだまだ知識も経験も浅く、十分にお答えすることが出来ませんでした。里山保全がしたくて入社して、里山を舞台に案内をしていながら、「これでは生物多様性管理を行っていると自信をもって言えない」と悔しさを感じました。

この悔しさが、「やれることを増やしたい」という向上心に繋がりました。仕事を通して多くの方々と関わっていく機会も多く、「森林インストラクター」という資格も取得しました、そして、里山や雑木林の研究を専門的に学び、石坂産業での仕事に活かしたいと考え、大学院進学を会社に提示して理解をいただき大学院に進学しました。

その頃、結婚・出産も経験し、育児をしながらの学業と仕事の両立で大変でしたが、会社の仕事を週5日から週3日に時短対応してもらえたことで、周囲の助けを得ながら仕事を継続することができました。

好奇心と強みを全力で応援してくれる環境がある

常に知的好奇心を持ち続けて、まだまだ学び続けたいと思っています。そして、“自然と人の懸け橋になりたい” という想いが強くなりました。

子供たちに、なにか自然の中で一緒に体験できる機会を提供して自然の大切さを知ってもらいたいという想いが常にあって、現在は、里山の価値が環境教育の場としての活用される里山体験プログラムの企画・運営に携われる仕事に関わっています。

お客様を里山にご案内する中で、お客様から、もっとこうしたらいいのではないかというアドバイスをもらうことも多く、日々学び、自ら成長できる場が、常にあることが幸せです。

また、社内でも学びや成長の機会の場が多くあります。

以前、会社の施設内にある桜の木が弱っていて、樹木医の勉強も少ししていたことがあり、樹木の治療をできるようになりたい、という想いをもったとき、石坂社長から、「樹木医の資格とってみたら?」と背中を押してもらい、資格を取らせていただいたこともありました。

今では、樹木医としての資格や知識だけでなく、生物多様性保全機能や二酸化炭素固化吸収機能といった価値を伝えるため調査研究も行っています。いま改めて強く感じていることは、私が活き活きできる場所は、自然の中なんだ!といことです。

でも、里山の価値を伝えていくことは簡単なことではありません、いま振り返ると、入社当初から答えのないことに挑戦し続けているという感覚があります。最初は大変だなと感じた仕事も、興味をもって知る努力をしてみると面白く感じることができる、どんなことでも挑戦してみるからこそ、目の前の仕事が楽しくて、面白いと感じるんだと思います。

これからもいろいろな挑戦をし続けて、自己成長を会社への貢献につなげていきたいと思っています。そして、新たに三富今昔村にビジターセンターができたら、そこでネイチャーガイドをしたい、というのも、自然が大好きな私がこれから目指したい仕事の一つです。

募集要項 Join Us

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