トップメッセージ
社会や産業、教育や価値観をも変えていく会社になる。そんな石坂産業の今後に向けた強いビジョンと想いについて代表の石坂が語ります。
もともと「社会貢献がしたい!」という想いをもっていて、進路を決めるときにも社会貢献を軸に考えていました。大学受験の時には、なんで勉強するんだろうとさえ考えてこんでしまっていました、そんな時カンボジアなどの発展途上の国に井戸をつくるなど活動をしている人たちのことがとてもかっこよく見えていました。
私もそのような国際協力、社会貢献活動を仕事にしたいな、と漠然と考えて国際学部に入りました。
大学では、ボランティアサークルに所属して、NPOのインターンに参加するなどかなり積極的に行動していました。
これらの活動の魅力を体感しながらも、一方では自分自身のスキル不足を実感してしまい、NGOやNPO始めとする社会貢献などの活動に携わるには、先ず自分自身のスキルを身につけ、高めていかないとならないことを痛感することになりました。
このようなこともあって、就職は先ず企業に入り社会で通用するようなスキルを身に付けたいと思って活動を行っていました。でも、自分がイメージしているような、事業活動が社会貢献につながっているような会社がなかなか見つからなかったんです。
いろいろな企業を見ていく中で、石坂産業という会社を知ることになったのです。
企業理念やミッションが事業活動とちゃんと一致している会社で、調べていく中で事業活動そのものが社会貢献にもつながっていること、が大きな決め手になりました!
実は就活中に、ミャンマーでワークキャンプに参加をしていて、そのときに、ゴミを燃やして土に戻しているという地域があったのですが、燃やすゴミに落ち葉などと一緒にプラスチックなどの物質も混ざっていて燃やすと有害な物質がでてしまい、健康被害になっている、という実態を目のあたりにしていて、ゴミを適性に処理することの重要性について実感していましたので、石坂産業の事業活動の必要性はすんなりと自分の中に入ってきました。
現在はコーポレートコミュニケーション室に所属しています。
石坂産業のブランディング全体戦略を担っている部門です。
石坂産業は、資源循環事業はじめ、三富今昔村事業、環境教育事業、オーガニックファーム事業など多様な事業を展開していて、これらは理念を中心とした活動であり、表現で、それらが有機的につながり、石坂産業の企業ブランドとなり、そして広がってきています。
石坂産業は、事実で表現する有言実行タイプのブランディング、言い換えると成し遂げたいことに、愚直に取り組むブランディングで、事業スタンスをしっかりと持っています。
コーポレートコミュニケーション室は3つの役割を担っていると考えています。
一つ目は、アウターブランディングです、石坂産業の事業活動、その価値を外に発信していくこと。
二つ目は、インナーブランディングです、石坂産業の理念やビジョン、そして事業活動を社員が理解し、共感して自らの行動につなげることができるように浸透をはかること、言わば企業文化つくりの活動でもあります。
三つ目は、ブランド管理で、石坂産業のブランドを育てる役割を担っています。
このブランド管理には、ISO認証[1]の管理があります。
石坂産業は、ISO7種統合マネジメントシステムの仕組みを経営の柱として運営して、ISOは、日常業務そのものであり、環境、労働安全、品質、情報セキュリティ、エネルギーマネジメント、学習サービス、事業継続の7つの国際基準を統合し、「あるべき姿」に向け組織を変革するために是正、改善、改革の活動を行い、循環型社会の実現に向け、Zero Waste Design を創る、ことにつながっていきます。
石坂産業の運営の基本は、ISOの考え方で、石坂産業の取り組み自体がISOそのものなんだなとも感じています。
Zero Waste Designは、ごみを再資源化することはもちろん、ものづくりの段階から「ごみにしない」ことを視野に入れた考え方ですので、石坂産業だけでできることでは無くて、「買う人が捨てる時のことも考える」というところから始まります。
多くの人たちが、石坂産業のブランディング活動を通じてZero Waste Design を考えるきっかけを作れるようにこれからも仕事をしていきたいと思っています。
わたしは、社会にでたら社会貢献活動に関わる仕事をしたい、というおもいがあったので、石坂産業に入社して、いま取り組んでいる仕事とのギャップは感じませんでした。
石坂産業に入社してくる人たちは、石坂産業の多様な事業への興味であったり、石坂産業の事業フィールドで成し遂げたい夢であったり、いろいろなおもいを抱いてきてくれていると思います。
そういうおもいや夢をもつことは大切なことです、そしてそのような夢とか実現したいものと、石坂産業に入社してからの、今の仕事を紐づけていくことができればと考えています。
入社して本当に今やっていることが会社や社会に貢献していると実感できるように、後輩の人たちに感じてもらえるようにサポートしていきたいと思っています。
コーポレートコミュニケーション室は、社内外の様々な人や組織との関わりがあります。
この関わりをベースにして、社外、社内を問わず情報やコミュニケーションのハブとなって、人とひと、組織と事業など、つなげる橋渡しの仕事ができるようになりたいと思っています。
そしてそれが、Zero Waste Design の推進につながっていくと考えています。
<注釈>