トップメッセージ
社会や産業、教育や価値観をも変えていく会社になる。そんな石坂産業の今後に向けた強いビジョンと想いについて代表の石坂が語ります。
小さい頃から環境に興味があって、大学では生物の環境について学んでいたので、石坂産業では森の管理や生態系の保全などに関わる仕事をしたいと思っていました。また大学の授業で、産業廃棄物について学ぶ機会もあって、産業廃棄物って今後も絶対に無くならないし、それを適切に処理して循環させるって必要な仕事だなとも感じていましたので、石坂産業への興味関心が高かったです。
そして臨んだ面接のときに、産業廃棄物プラントの現場で働くのはどうか?と問われて、現場でお願いしますって思わず言ったんです。当時、プラントの現場には新卒社員がまだいないということを聞いていたので、いわば、自分がプラントの新卒一期生ということになるので、ある意味チャンスだと感じていました。
高校でラグビー、大学では少林寺拳法という競技をやってきて、追い込まれたときに人は成長できるんじゃないかと実感していて、人がやらないところに魅力を感じちゃいました。50年以上も続くこの会社で自分が新たな道を切り開いていく経験ってなかなかないなあと思って、とても魅力を感じました。
入社して配属されたのは分別プラントというプラント、木くず、廃プラといった廃棄物を手で選別することから始まりました。分別プラントには当時128本ものコンベアのラインがありましたが、その処理工程をすべて覚えて、最終的にはライン管理者として、ライン内のトラブル対応や上長が不在の際には、分別プラントのメンバーをまとめる役割を担っていました。
石坂産業の売上の7割を占めるプラントで、例えば一つのモーターが壊れるだけでラインの稼働が1-2時間止まってしまい、売上に大きく影響してしまいますし、搬入するお客様を待たせてしまいますので、日々かなりプレッシャーもありますが、それだけやりがいも感じます。
入社して3年目に入るとき、部長からプラントのシーケンスプログラムを作れるようになってほしい、それまでは社外に委託していたものを内製化したい、ということで、電気設備のエンジニアリング会社に1年間出向して、学ばせていただきました。そこでは、大学でも文系だったので、最初は何もかもわからず、それなりに苦労しましたが、これまで社内で誰もできなかったことを学んで身につけることができる、というモチベーションがあって、本当に一から学んで、身につけて、石坂産業に戻ってきました。
出向から帰任して、今は生産技術管理課という部門で、「プラントのライントラブルをゼロにする」という目標に向けて、データ管理を一つの軸において機械設備の保全管理を行っています。社外に委託していた機械設備の不具合対応が、今では自分が身に付けてきた技術や知識を使って、タイムリーに解決することができるようになってきているので、とてもやりがいを感じます。
電気制御がメインですが、時にはソフトを使いシステム異常のチェックなどしています。自分でソフトを作っているときなど、出向で学んだ知識が活かせている実感があって、とても楽しいですし、このようなチャンスを与えてくれた会社に、成果、結果で返したい、と思っています。
分別プラント以外のラインの事は経験が無く、わからないことも多いですが、それぞれの現場の人に確認して、それをもとに対策を施して、試運転して、解決しています。
会社は成長に向けて、新しい領域で次の時代を作っていこうとしています。プラントの機械設備も新しい技術やアイデアなど取り入れて、石坂産業らしさをさらに磨いていく必要があると思っています。機械の遠隔操作や、自動化など、そんなに長い先の話ではなく取り組んでいく、というのが目標です。
機械設備の制御や保全に関わっていますので、プラントの「トラブルをゼロにする」ということは当面の大きな目標です。会社としても機械設備のトラブルはない方がいいですし、お客様にとっても荷下ろしがスムースに待つことなしであれば嬉しいことです。
わたしが出向で学んだ技術や知識は大きな強みですので、自分の中だけに留めるのではなく会社全体の知識に広げていくこと、そしてもっとこうしていきたい、会社をよくしていける提案がどんどんできるようになっていきたいと思っています。