トップメッセージ
社会や産業、教育や価値観をも変えていく会社になる。そんな石坂産業の今後に向けた強いビジョンと想いについて代表の石坂が語ります。
小学校から大学までずっと野球をやっていました。だから就職でも野球に関係した仕事に就きたいと思っていたんです。でも、球団職員のような仕事はすごく狭き門で、普通の就職活動ではほとんど入れないと知って。途方に暮れました。仕方なく色々な会社の説明会や面接に行き、内定をいただいた会社もあったのですが、「これは本当にやりたい仕事なのかな?」と、やっぱりピンと来なくて。そんな時テレビを見ていたら、偶然、石坂産業が取り上げられていたんです。
直感でビビッと来ました。もともと環境問題には興味があったのですが、「本当の意味での循環型社会を実現しようとしている。こんな先進的な取り組みをしている会社があったのか!」と、純粋に面白くて。こんなにワクワクしたのは、野球以来のことだったかもしれません。応募しようと、ナビを見たらなんと募集は終わっていて。でも、諦めきれず、すぐ会社に直接電話。人事の方に思いをぶつけました。そうしたら、運よく面談してもらえることに。「今時珍しいよね。こんなガッツがある子、なかなかいないよ」と言ってもらえて、無事内定!体当たりでぶつかっていったのが、良かったのかもしれません。
入社から現在に至るまで、営業部で廃棄物の受入価格を査定する仕事を担当しています。もともと人と話すのが好きだったので、営業部に配属になったのは嬉しかったです。でも、実際にやってみると廃棄物の処理の量や状態の判断など、覚えることや考えることが多く、すごく難しくて余裕がなくて。そんな時、トラブルが起こりました。「○○円です」とお客様に査定価格を伝えたら、「なんでこんなに高いんだ!」とお客様に怒られ、トラブルに発展してしまったんです。その後、深く反省しました。査定という作業にばかり意識が行ってしまい、お客様への伝え方がぶっきらぼうになっていたんじゃないか。「僕たちが向き合っているのは、廃棄物という『モノ』じゃなく、お客様という『ヒト』なんだ」そう気づけたきっかけになりました。
それからは、お客様とのコミュニケーションについて深く考えるようになりました。お客様の立場、気持ちを把握して、その人ごとに対応を考えてみる。査定額は、会話で和んだ空気になってから伝えてみる。敬語ばかりだと逆に距離が生まれてしまうから、あえて気さくに話してみる。いろいろ試行錯誤を続けるうちに、少しずつお客様と親しくなれて。「今日は暑いだろ?飲み物でも買って来ようか?」や「地元に大雨が降ったらしいな。実家は大丈夫か?」と、気軽に話しかけてもらえるようになりました。「もう何年目だ?慣れたか?成長したもんだ」という言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったですね。
査定の仕事のやりがいは、やっぱり「会社の売上を決める仕事」であること。毎日何十台ものトラックで搬入される産業廃棄物の処理査定額は、1日あたり数百万円にも上ります。つまり、私の査定ひとつで会社の業績に影響を与えてしまう。だからこそ生半可な仕事はできない。そこに大きな責任と同時にやりがいを感じています。
いつかトップ営業になることが目標です。誰よりも売上を上げて、会社に貢献できる人間になりたいんです。最近、査定担当として、独り立ちしました。これまでは先輩についてもらっていましたが、社内で最も難しい建築廃棄物の査定テストに合格しました。途中、何度も不合格を経験しながら1年近くかけてようやく勝ち取った合格。常務に「おめでとう!」と言われた時は、思わず泣いちゃいました。先輩は「何泣いているんだよ。本番はここからだろ」と笑っていましたけど。涙が出るほど熱中できることを見つけたのは、野球を辞めてからは初めてです。休日でも不意に「あ〜仕事したいな」と思うくらい。毎日、仕事は大変ですが、全然苦じゃありません。これからも真剣に仕事とぶつかっていきたいと思います。