石坂オーガニックファーム

自社農園で、地域伝統の循環農法を継承。
地表をごみで汚すのではなく、生物多様性に富む土壌を再生させていく。

豊かな土壌、豊かな文化を受け継いでいくために 

自社農園「石坂オーガニックファーム」は、化学肥料や農薬を使わずに、地域に根付く固定種野菜を栽培しています。地域伝統の循環農法である「武蔵野の落ち葉堆肥農法」(2023年世界農業遺産認定)を継承し、自然の力を利用して多種多様な微生物が栄養をつくる土を回復させることを目指しています。 
水と土壌の豊かさが世界的に知られている日本。古来より人々はその恵みに感謝して生活を営んできましたが、今では感謝が薄れ、日本の産業廃棄物の半分近くを膨大な量の土、泥が占めています。石坂産業は循環のプロとして、豊かな土壌の再生、そして豊かな生活文化の再生に取り組みます。 

石坂オーガニックファームの特徴 

固定種野菜の栽培 
石坂オーガニックファームでは、野菜の約9割を、昔から地域に根付く「固定種」に絞って栽培しています。土地の風土や気候に適応し、自家採種されてきた固定種野菜は、どれも個性的。そのため、育てるのは大変ですが、手間ひまかけると野菜本来の味をぎゅっと詰め込んだ滋味深い野菜に育ちます。 
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を継承 
三富地域では、落ち葉を堆肥として活用する伝統的な循環農法が江戸時代から続いており、2023年には世界農業遺産に認定されています。石坂オーガニックファームはこの「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を継承。敷地内の落ち葉を原料とする堆肥によって、多種多様な微生物を活性化させることで、栄養に富んだ土を育んでいます。 

石坂産業が提供する体験 

体験農園「ReDAICHI」 
種をまくところからではなく、土づくりから向き合う循環型農業を、農業アドバイザーの指導を受けながら実体験できます。野菜くずや雑草をコンポストで堆肥にして循環させるなど、化学肥料を使わない野菜づくりの楽しさを学ぶことができます。

国際基準の循環型農業

国際規格「GLOBALG.A.P.」を取得 
「GLOBALG.A.P.」は、農産物のおいしさだけでなく、食品安全や環境保全、労働環境などにも配慮したサステナブルな農園を実践する農場だけに与えられる国際規格。石坂オーガニックファームは、2017年に埼玉県で2番目、野菜では初となる認証取得を達成しています。 
農林水産省「有機JAS」認証を取得
「有機JAS」は、農林水産大臣が定めた品質基準や表示基準に適合した農林製品に与えられる認証。国内農家のうち取得しているのは0.5%未満といわれています。石坂オーガニックファームは、農薬や除草剤、化学肥料等に頼らない農業により、2019年に有機JAS認証を取得しています。

施設見学/研修プログラム

私たちは年間を通して、皆様にご参加いただける工場見学を行っています。大人の方向けの内容や、親子を対象にした見学会、企業・団体さま向けの見学会など、テーマや予算、時間などお客様のご要望に合わせたコースを提供いたします。

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