地域に愛される永続企業として、脈々と続いていくために。

日本の大量生産大量消費の高度成長期は、猫の手も借りたいほど多忙な時代でした。私は鳶、土木業に飛び込み、兄の仕事を手伝いながら技術力を身につけ自立を考えていました。当時は建売業者などから土木工事の際に発生する土砂や残土はともかく、現場から発生するすべての廃材をそのまま夢の島へ埋め立て処分するよう依頼されることも数知れませんでした。私は、資源がないこの国で平然と使えるものを捨てる行為に納得がいきませんでした。将来への展望として、建築物の強度や美観、業界の良き発展を望み、環境保全の観点から選別とリサイクル業の分野での事業化を夢見ていました。
そこで昭和42年に一念発起し、土木解体、廃棄物処理業の法人を設立し、古材の選別再利用や有価物の再利用の事業に着手しました。その間に選別技術の研究開発に取組み、解体建設現場で発生する混合廃棄物をすべて再資源化する総合リサイクル業を目指しました。七難八苦を乗越え、先進的な減量化・リサイクル技術を開発し、最先端の総合リサイクルプラント施設を建設しました。日々技術開発に取組み、他社の追従を許さない不動の技術力を保持しています。

次世代に伝えたいこと

未来永劫にわたって企業を継続するためには、常に時代や環境変化に迅速かつ柔軟に対応し、技術の高度化や組織変革に挑戦する気風・気概をもった組織の文化・風土を創ることが不可欠だろうと思います。私が標榜する、「謙虚な心、前向きな姿勢、そして努力と奉仕」この言葉を次世代に語り伝えることが、事業継続に繋がると思っています。

今の思い

理屈抜きの経験とチャレンジ精神のみの起業でした。「失敗を恐れるな、身体で覚えよう、必ず実りとなって返ってくる」と言うのが私の持論です。失敗を繰り返す度に成果を感じながら、日々の挑戦を重ねてきました。周囲の人達に支えてもらいながら、お陰で徐々に成長も出来たように思います。会社は生き物です。育て続けていかなければなりません。後継者には技量も大事ですが、必ずしも優秀な後継者に恵まれるとは限りません。むやみに事業拡大を進めることは、社員や後任の負担となります。私は、社員や後継者が自由に舞うことの出来る舞台づくりに励み、自由に舞い、磨きをかけてくれれば良いな、と思いながら努めてきました。
お陰で多くの企業戦士を育て、時には自立を促し、不器用さを技術力と信頼を武器に貫いて育った会社です。百年先を語るには、2代目、3代目へと継承を目指し、社員一丸となり、惜しまない努力で、常にトップランナーとして輝き続けて欲しいと思います。