わたしたちの事業

OUR POLICY

「循環」による、持続可能な社会の実現に向けた多様な価値創出

産業廃棄物処理から資源循環企業へ、常に、石坂産業だからこそできることを追求し、挑戦し続けています。

循環と継続

建築廃棄物中間処理事業

世界でも前例のないプラントで資源循環、地球環境の未来を切り拓く

2001年、私たちは焼却炉を廃止し、廃棄物処理からリサイクル事業への転換という大きな決断を下しました。そして、処理が困難で同業者が受け入れに消極的な建築現場の混合廃棄物を積極的に受け入れる方針を打ち出しました。この転換から生まれたのが現在稼働している全天候型独立総合プラントです。

解体現場からは、コンクリートの瓦礫やガラス、木片やプラスチック、そして土砂といった複数の資材が混ざり合った状態で運ばれてきます。持続可能な地球のために「焼却」ではなく「再資源化」を選択した私たちは、技術開発に取り組み、一つひとつ試行錯誤しながら独自の装置を設計、この世にふたつとない石坂産業オリジナルのプラントが完成しました。取り組むのは徹底的な分別、分級。素材ごとに分ければ分けるほど資源になり社会に循環されます。現在のリサイクル率は98%。リサイクル率からもわかる通り、このプラントで開発された技術は世界でも前例がないものばかりで、毎年国内だけでなく海外からも数多くの視察者が訪れます。

また、この全天候型の資源再生プラントは、最新の技術導入だけでなく、太陽光発電、省エネ設備、雨水循環システム、および自然光の取込みによる照明電力の削減など、環境配慮した設計がされています。また、効率的かつ安心・安全な作業を実現し、社員がいきいきと働けるスマートプラントを目指し、ローカル5G、IoT/AIといった最先端技術の導入も進んでいます。

世界の人口増加に伴い、廃棄物も年々増加しています。このままだと地球を廃棄物が覆いつくしてしまうかもしれない。今、資源循環は地球規模で考えなくてはならない時代です。私たちの取り組みは、地球環境の未来を切り拓く礎となると信じて、残り2%の壁を乗り越えるための挑戦を続けています。そして、私たちの挑戦も次のステージへ。ゴミを資源化し続けてきたノウハウを「ゴミを出さない仕組みづくり」へと応用し、ゴミがゴミではなく資源となる社会の実現を目指して、ゼロ・ウェイスト・デザインを進めていきます。

サステナブル・フィールド「三富今昔村」での環境教育(ESD)

里山の自然を生かし、一人ひとりの意識を変えるための環境教育

廃棄物処理を本業とする私たちは、常に環境問題の最前線にいるといっても過言ではありません。世界が抱える課題は切実なもので、一人ひとりの意識が変わらない限り解決することはない。そのことに気づいてから、人と自然との共生を目指した環境教育が取り組むべきテーマとなり、持続可能な開発のための教育(ESD)の重要性が高まる中、私たちにしかできない環境教育があると考えました。その想いをカタチにしたものが「三富今昔村」です。

石坂産業が事業を営むこの地は300年以上昔から人々に使われ、守られてきた里山でした。しかし、大量生産・大量廃棄の時代に、そのありがたみを忘れ、ゴミの不法投棄により近隣の森は荒廃してしまいました。投棄されたゴミを拾う活動ことから始めた私たちは、森を再生・保全し、今では、東京ドーム約4個分の敷地面積まで広がり、多様性の恵みにあふれた里山として復元することができたのです。

古くからのその知恵はまさに今のリサイクルの考えそのものです。三富今昔村では、豊かな自然の中でさまざまな体験を通して、自然と共生する暮らしとは何か、五感で学ぶことができます。県で唯一「体験の機会の場(※)」の認定を受け、生物多様性を評価する「JHEP認証」で最高ランク「AAA」の認証を受けた里山で、五感で感じるガイドウォーク、自社農園「石坂オーガニックファーム」で土づくりや野菜の成長を実感する食農育体験、里山の暮らしを体験しながら学ぶ里山体験プログラム、食を通して環境問題を考える食育プログラムなど、多彩な環境教育プログラムを開催しています。

時代に即した環境教育を提供していくために大切なことは「場」と「機会」を提供し続けること。私たちはこの場所がお互いの知見を持ち寄り、共に学び、共に育つ場になるよう、里山ならではの新しい価値を創出していきます。

※体験の機会の場…自然体験活動等、環境保全の意欲増進に係る体験をする場を都道府県知事が認定する制度。