フィンランド・ラハティ郡と覚書調印を実施。 ますます深い交流が始まります。

フィンランド・ラハティ郡との覚書調印にあたり、ヤリ・パルッコネン知事にインタビューしました。

2017年2月、かねてより交流のあったフィンランド・ラハティ郡との友好の覚書を交わしました。自然を愛し、自然の中で心を癒す、という文化観は、日本とフィンランドならではのもの。「忘れかけていた日本の心」を、ラハティ郡との交流を通して、もう一度取り戻して。

フィンランド・ラハティ郡の町、文化、人々の魅力や特徴とは?

フィンランドと日本は離れていますが、ビジネスの文化など、共通部分もあります。70年程前(第二次世界大戦以前)は、農業が中心で、以降工業化が進んでいきました。そんな背景から、フィンランドのことを、「ヨーロッパの日本」と呼ぶ人もいます。近年では、高齢化について日本が引き合いにされることも増えました。技術的な開発という点では、日本は優れたグローバル企業が数多く存在します。フィンランドにもそういった企業はありますが、比較的規模が小さい。だからこそ、何らかの課題に対する反応や動きは速いです。他国と違い、小規模ならではの特長がよく活かされています。

例えば、他国で、企業は「こんなことができる」「あんなこともできる」とセールスし、署名後に「開発するぞ」ということもありますが、フィンランドはその逆。もともときちんとしたものがあって、初めてそれを机上にうつす。「サーキュラーエコノミー(循環社会)」というように、地元 のパートナーと組んで提携していきます。

石坂産業の事業や取り組みの魅力、これからの連携内容の可能性 とは?

環境への取り組みは、とても似ている点があります。昨年11月に石坂産業で開催したグローバル特別セミナー以降、いろいろな問合せが来ています。石坂産業は、設備もよくできており、技術にも感心するばかりでしたが、何よりも自然との融合・共生などの背景ちなっている企業の哲学に最も感銘を受けました。それらを啓蒙し続けるということが、ビジネスにつながることを強く感じました。これからの石坂産業との可能性については、まずはお互いを知り、お互いの可能性を知って追究し、認知し合うことが必要です。一緒に仕事をすることで、新しい発見や技術の提供などができるのではないかと思っています。「これからの可能性」、「自分たちだけでは気付けない・できないような関係性」が重要であると、考えています。まずは、人のつながりを作ること。大学など、高等教育機関との繋がりをつくることで、いろいろなものが開発されていく可能性があるでしょう。

ラハティ郡が環境の先に見ている医療や健康業界への進出とは?

我々ラハティ郡は、90年代初期まで、技術も何もない状況下で、一般の人々にごみの分別をしてもらいました。そうすると、出されるごみの分類が分かるようになり、どう処理するか。

ラハティ郡知事と石坂代表 友好の交流が始まります

というプロセスの技術開発を行ってきたわけです。現在、一般廃棄物の98%リサイクルができ、今後99%までは到達できそうです。これからは、プラスチック処理の機械のオペレーションも始まります。プラスティックボトルなども、パルプに代用可能になるのです。イベントの時に使う、プラスチック容器などを、どんどん変えていっています。

ラハティ郡には、技術部門の専門組織があり、「郡」で決断をしたことをすぐに実行に移すことができるのです。現在、ラハティで、戦略的に取り組んでいるのは、健康・医療の分野です。 医療と環境は、分野は違いますが、共通点はいっぱいあります。フィンランドは予防医療に大変力を入れており、自分の生活の中で、「何を選ぶか、どんな生活をするか」ということにつながってきています。クリーンテックも予防医療と同様で、「環境における予防医療」と考えています。 様々な取り組みが、具体的にどのように実行されているのかを見ていただくのが重要だと 思います。ぜひ、フィンランド・ラハティに来てください。

 

調印式ご参列者

ラハティ郡知事:ヤリ・パルッコネン氏
ラハティ地域開発会社代表:イスト・ヴァヌハマキ氏
フィンランド商工会議所会頭:ペッカ・ライティネン氏
当社代表:石坂典子