有機JAS認証を取得しました

この度、石坂産業株式会社は、当社の農園「石坂ファーム」の農産物および加工食品において、有機JAS認証を取得いたしました。

有機JAS認証は、日本農林規格に基づき、農林水産大臣が定めた品質基準や表示基準に適合した農林製品に与えられる認証です。
日本国内では、有機JAS認証を受けた野菜だけが“有機野菜”として唯一認められています。

有機JASでは、農産物の栽培方法、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定など細かく条件が設定されています。

・圃場(畑)の土に、禁止された農薬や化学肥料を2年以上使用していないこと
・栽培中も、禁止された農薬や化学肥料を使用していないこと
・遺伝子組換えの種を使わないこと
などの条件を満たすよう、JAS法で厳密に定義されています。

現在、有機農業に取り組む国内農家は全体の約0.5%と言われており、そのうち有機JASを取得しているのは1/3程度に留まるとされています(※)。

有機栽培は、農薬(除草剤、防虫剤など)や安価な化学肥料等が使用できないため手間と時間がかかってしまうことなどから、国内では広く普及していないのが現状です。

石坂ファームが有機栽培に取り組むのは、環境教育や里山保全にも取り組む企業として、
広く「環境」という視点で見たときに、持続可能な農業を追求したいという想いからです。

石坂ファームでは、有機JASが認める農薬や化学肥料でさえ一切使用せず、
土壌の持つ力を活かして農作物を栽培する「落ち葉堆肥農法」で有機栽培に取り組んできました。
周辺の里山の落ち葉を発酵させて堆肥にし、畑の土づくりに用いる、三富の地に続く伝統の循環農法です。

また、石坂ファームでは「固有種野菜」にこだわって野菜づくりを行っています。
スーパーなどで一般的に売られている「F1種(一代交配と呼ばれ、大量生産や安定供給に対応できるよう人為的に改良した種)」とは異なり、「固有種野菜」とは普通の野菜の種のことで、長い時間をかけてその土地の気候や風土に適応した種のことを言います。
形や大きさは不揃いですが、苦みやえぐみなど野菜本来の味がする、地域に根付いてきた個性のある野菜です。

石坂ファームは、食に対する安心安全の順守はもちろん、環境への負荷もできる限り少なくすることを考え、環境保全型の農園を目指しています。

当社は2017年に農業の国際規格「GLOBAL G.A.P.」も取得しており、石坂ファームはGAP認証と有機JAS認証を取得した、グローバル基準のオーガニック農園です。

当社では、これからも石坂ファームの取り組みを通じて限りある環境を守り、持続可能な社会のためにあるべき農業のスタイルを追求してまいります。

※平成31年農林水産省生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」より